JAながのエリア紹介
JAながのは県都長野市を含んだ長野県の最北部に位置しています。大きく「みゆきブロック」「志賀高原ブロック」「ながのブロック」「須高ブロック」「ちくまブロック」に分かれ、全体で約46万人の住民の皆様への暮らしに関わるサービスを提供するとともに、各地域の特色を生かした良質の農産物を栽培し、大都市圏を中心に全国に向けて出荷しています。


地形と気候
当JAエリアは、日本一の大河信濃川の源流となる千曲川と犀川によって形作られた豊かな沖積平野と志賀高原・戸隠高原をはじめとする高地によって形成されています。そして北部を中心に日本有数の豪雪地帯でもあり、山に降り積もった雪は清冽な雪解け水となって里を潤しています。
この地域は四季がはっきりしているとともに昼と夜の寒暖差が激しく、この特性は農産物に甘味をのせ、おいしく育てる大きな要因となっています。

歴史・風土・産業
善光寺を中心に古くから開かれたこの地域は、農業をはじめとする産業と交通の要所でもあります。そのために戦乱の世では、この土地を巡って有力者たちが激戦を繰り広げました。その代表が上杉謙信と武田信玄による川中島の戦いです。
現代においても、北陸新幹線に加え、東京方面と名古屋方面二つの高速道路がクロスする、中部圏の重要な交通拠点となっています。東京・名古屋・大阪といった大都市圏に時間的に近いことは農産物などの物流面において、鮮度を保つ上でとても有利な立地条件です。
また、四季折々の素晴らしい大自然は、多くの観光客を引き付け、一方ではトレッキング、釣り、ボート、キャンプ、スキーなどのアウトドアスポーツファンにとっても垂涎のエリアとなっています。
そして各地で営業する農産物直売所は、この地域を観光などで訪れた方々にとって最も北信州らしいお土産を確保する人気スポットです。

農畜産物
リンゴ、ブドウ、モモ、アンズを中心とした果物については全国屈指ともいえる高品位でかつ安定供給のできる地域です。
JAながのの中心部を流れる千曲川・犀川によって作られた肥沃な大地と雪解け水を源流とする清冽な水によって農産物が豊かに実る基本的な条件が整えられています。加えて比較的雨が少なく、昼夜の寒暖差が大きい特有の気候は、甘くて色づきの良い良質の農産物の生育につながっています。
また、複雑で標高差のある地形を利用して、各地区の出荷のピークをずらすことで、おいしく食べられる旬の時期を長く維持させることも試みられています。
ここは農業技術の面で古くからの先進的地域であり、品種改良や栽培技術において極めてハイレベルな研究が行われ、その成果を生産現場に反映させている地域でもあります。